2015
08.17

再来、西海風無その2

Category: RO
では、前回の続きといきましょう。需要?無い?ごめん




前回の散策の補足を
私の先祖代々の墓の近くには寺がある


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なんとも趣きのある立派な寺である
この絵だけ見るとまるで大昔の日本を思わせる



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御神木・・・だろうか。思わず息を呑む
普段神等信じていない私でも、ここの空気には思わず黙ってしまった
・・・何て表現するんだったかこういうの。静謐?

奥にある車がやたらと異質で。坊さん儲かるらしいね!



・・・それは置いといて
祭の話に戻ろう



午後6時。ついに祭が始まる


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荒々しい男達の舞踏。掛け声が境内に木霊する
互いにぶつかりそうになりながらも、勢いは止まらず。圧巻である



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前記事にて書いたが、この祭は女性が活躍するというのも特徴だろう
男衆に混ざり、切籠を担ぐ。その力強さには只々圧倒される


しばらくの後、神輿から順に神社の外へ出て行く
この時間から夜の24時まで町・・・いや村か?歩いて回るのだから驚かされる
休み休みとは言え、その体力には驚嘆させられる


私達はというと、お立ちが終わった後は親戚の家で酒に興じていた
年に一度の出会い。されどその密度は半端ではない
今年初めて喋った・・・まぁ実名でいいか。春政おじさんという人がいるのだが

この人の人生がこれまた波乱で面白い
船に乗り二級航海士の資格を取り、インドネシアやメキシコ等色々行ったとか何とか
その縁かは知らないが、今日の酒の席には親戚の婿・・・アルフォンスさんが同席していた
鋼のれんknzyっっげへほほえっほっほほ
見た目は割と怖かったとだけ書いておこう。スキンヘッドだったし
たどたどしい日本語は可愛かったが



そうして時間は過ぎていく。いい感じに酔いも回る
ビールサーバーから注がれたビールは都合6杯。生中6つー!
その他御神酒とか日本酒も入ってもう回る回る。地面も少し回っている
流石にこれはマズいと思い、宿に戻って少しばかり休んだ

その後、親戚の家で待つ事・・・何時だっけ。ついに一番の見せ場が訪れた


今回は、私のブログで初となる動画貼り付けを行ってみようと思う

当然撮影者は私ぐなこ。機種はiPhone6Plus







3分と短い動画だが、雰囲気を味わってもらえれば幸いである
丁度親戚の家の前でこの演舞が始まる。良い立地である
酔っ払い故多少手ブレがあるが・・・まぁ気にしないで欲しい
どこかに私の声等入っていないだろうか・・・

時折左に映り込むのは祖母の手である。年季の入った手だ
その古い携帯で動画を撮って・・・いや楽しいんだろうな。良い人生だ






見せ場も終わり、帰路に付く。その足取りは少々辿々しい

酔いのせいか。ふと上を見上げた
そして気付く

そこには、星の海が広がっていた

夜でも足元が見えるような街中とは違う、田舎ならではの夜の闇
だからこそか。星の一粒一粒が鮮明に飛び込んでくる
いつもは特に明るい星しか見えないが、此度の夜は別格だった

小さな星々もはっきりと
気のせいか、気のせいであって欲しいが、天の川の様なモノも見える
既に車道からひとつ曲がったほぼ私有地にいたので
周囲を確認、アスファルトの上を(虫がいないか)確認、仰向けに寝転がった


酒のお陰か、酷く感動してしまった
『来て良かった』と。この瞬間一際強く思った

そのまましばらく・・・かなり長い事・・・?横になり浸った後、のそのそと宿に戻った

心地良い酔いと郷愁感とに浸った後、更に酒をあおって脳をシェイクする
地面がやにわに揺れ始めた頃、意識が遠のく感じがした
その感覚に身を委ね、今日と明日の隙間に入り込んだ




次の日の朝。祖母と叔母、私は眼を覚ました
少し二日酔いな感じはするが、さっぱりとした目覚めだった
そのまま少しぐだぐだした後、撤収作業に入る
片付けは一番面倒だ・・・



そして、整理整頓片付けを済ませ私達は宿を出る

『来年もまた、必ず来よう』

この思いを胸に、私は西海風無を後にした
また来年。この一日を楽しみに






ぐなこです
これ書いてる時点で既に酒入ってる!どんだけポエムなんだよ!



というわけで長々と私の夏の思い出を書いてみました。誰が得するんだよ
けど、それくらい印象的だったということで。今年の夏はこれで満足です
動画見てどんなもんか知ってもらえれば嬉しい!



ROの事書けだぁ?もうしょうがないにゃぁ・・・


月末あたりから復帰予定です。流石にちょっとサボり過ぎた
その頃には仕事も一段落、もとい忙しくなくなると思うので。わーいわーい
サマスペもうちょい出来るといいな!



長い人生の夏の一つ。皆様にも良い思い出が出来ますように
ぐなこでした?



↑押すと今年は何かもうひとつ・・・?



コメント
とても雰囲気がある祭りで凄く良いすね。
荘厳さと活気が合わさって神妙な気持ちになります。
こういう祭りは数百年も前から続いてきたんだろうなぁ。


ロマンティックなことに、この地球も天の川を構成する1つの星で。
夜空に見える天の川だけど実は内側から見ているってことに思いを馳せると何だか不思議な気持ちになりますね。
田舎は星がよく見えると言うけれど、自分の田舎は案外明るくて星の海、ってまでは見えません。
aiharadot 2015.08.17 09:03 | 編集
>aiharaさん

雰囲気ありますね、掛け声かなり独特!
切籠も修繕しつつ代々使ってきたモノらしく、年季アリです
何と言うんですかね、伝統?

aihara師匠ロマンティスト説・・・!
私の来たこの地が地球上に於ける砂の一粒の様な場所なのに
宇宙規模でモノを考えると、悪い頭で哲学的なモノを感じてしまいますね
こうして毎日を文明の中で生きる、それがどれだけ途方も無い確率の世界なのか
火星あたりで生まれなくて良かった、うん
ぐなこdot 2015.08.17 22:05 | 編集
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