そこは、石川県のとある港町
名を富来町西海風無
私の母が生を受け、育ったこの土地
今日は、その母の母・・・私にとっては祖母・・・と共に行ってきた
8月14日に開催される祭、それに向けての準備の為だ
具体的に言ってしまえば、祖母の旧家の掃除をしに行った
普段は全く使われていない家屋だが、年に一度だけ用事が出来る
祭では酒を大量に飲む・・・ので、当然その日の内に車で帰る事は出来ない
なので、祭の日だけそこを宿代わりに使おうという算段だ
当然、1年も経過すれば中は誇りだらけ
掃除機と雑巾を引っ提げて中に入る。木造建築ならではの匂いがする
私の祖母が生まれる前から在るこの家。その年月は80年を超える
中の家具も非常に古い。木で出来た箪笥、卓袱台。天井も全て木で出来ている
さぁ掃除開始だ。祖母と共同で掃除を進めていく
祖母に掃除機をかけてもらい、そこを私が水雑巾で拭いていく
少しずつ綺麗になる畳に高揚しつつ、体は汗でぐっしょりだ
それもその筈、今日の気温は35度。真夏日と言っても差し支えない
海から徒歩1分なので潮風は気持ち良い・・・が、それでも暑い
そして掃除が終わる。心地良い充足感が体を満たす
築80年超えの純日本家屋、綺麗に拭いた畳に寝そべる
これまた年代物の扇風機の風を堪能する
開け放たれた窓から聴こえる蝉の大合唱
海から徒歩1分、山から徒歩5秒という素晴らしい立地
ある意味で贅沢だな、と思った
ふと携帯電話を見ると、アンテナは圏外を示している
まるで俗世から切り離されたようだった。今時あっていいのだろうか
取り敢えずソフトバンクが悪い。そういうことにした
休む祖母に一声かけ、少しあたりを散策する事にした

海側はこの景色。まるでテンプレのような港町の景色
ふと海を覗くと、細長い小さな魚が群れを成して泳いでいるのが見えた
底の方には見慣れない・・・いや、今思えばあれはゴンズイじゃなかろうか
釣り人にはひたすら嫌われる彼。名前も少し刺々しい
潮風に当たった後、今度は家の周囲を散策する

玄関を出て30秒程度、小川が走っている
祖母曰く
『昔はこん階段ん下ん所で洗濯しとったり、涼んだりしとったげんぞ』
これを読む人置いてけぼりな強烈な金沢弁である
閑話休題
私も直に川に触れてみる。ひんやりとして心地良い
水も澄んでいる。山とこの川の間に人は誰も住んでいない
そういえば過去に一度、この川にビールを浸して冷やした事もあった
良い場所だな、と思う。私の家の近くにもこんな場所があれば良いのに、と
そうしていると、日がやにわに沈み始めた。気付けば時刻は18時程
夏真っ盛りの今。日が完全に沈むのはまだまだ先の事
『帰って飯でも食いに行かんけや』
祖母からの魅力的な提案に心を踊らせつつ、ここから離れたくない気持ちもあった
ここは私にとっての原風景。実際に住む事は無いが、生涯忘れない景色になるだろう
アスファルトと洋風建築の喧騒から離れ、こんな場所で郷愁感に浸れる
その幸運と祖母に感謝しつつ、私は車のエンジンをかけた
目指すは回る寿司屋。今日はサーモンとディープキスをするのだ

唐突にポエム書いてみました。文才ねーな!
実に充実した休みでしたとさ
富来町西海風無の祭は各自調べて下さい。意外と人来るんだよねこの祭
後一週間、仕事頑張ろう・・・
名を富来町西海風無
私の母が生を受け、育ったこの土地
今日は、その母の母・・・私にとっては祖母・・・と共に行ってきた
8月14日に開催される祭、それに向けての準備の為だ
具体的に言ってしまえば、祖母の旧家の掃除をしに行った
普段は全く使われていない家屋だが、年に一度だけ用事が出来る
祭では酒を大量に飲む・・・ので、当然その日の内に車で帰る事は出来ない
なので、祭の日だけそこを宿代わりに使おうという算段だ
当然、1年も経過すれば中は誇りだらけ
掃除機と雑巾を引っ提げて中に入る。木造建築ならではの匂いがする
私の祖母が生まれる前から在るこの家。その年月は80年を超える
中の家具も非常に古い。木で出来た箪笥、卓袱台。天井も全て木で出来ている
さぁ掃除開始だ。祖母と共同で掃除を進めていく
祖母に掃除機をかけてもらい、そこを私が水雑巾で拭いていく
少しずつ綺麗になる畳に高揚しつつ、体は汗でぐっしょりだ
それもその筈、今日の気温は35度。真夏日と言っても差し支えない
海から徒歩1分なので潮風は気持ち良い・・・が、それでも暑い
そして掃除が終わる。心地良い充足感が体を満たす
築80年超えの純日本家屋、綺麗に拭いた畳に寝そべる
これまた年代物の扇風機の風を堪能する
開け放たれた窓から聴こえる蝉の大合唱
海から徒歩1分、山から徒歩5秒という素晴らしい立地
ある意味で贅沢だな、と思った
ふと携帯電話を見ると、アンテナは圏外を示している
まるで俗世から切り離されたようだった。今時あっていいのだろうか
取り敢えずソフトバンクが悪い。そういうことにした
休む祖母に一声かけ、少しあたりを散策する事にした

海側はこの景色。まるでテンプレのような港町の景色
ふと海を覗くと、細長い小さな魚が群れを成して泳いでいるのが見えた
底の方には見慣れない・・・いや、今思えばあれはゴンズイじゃなかろうか
釣り人にはひたすら嫌われる彼。名前も少し刺々しい
潮風に当たった後、今度は家の周囲を散策する

玄関を出て30秒程度、小川が走っている
祖母曰く
『昔はこん階段ん下ん所で洗濯しとったり、涼んだりしとったげんぞ』
これを読む人置いてけぼりな強烈な金沢弁である
閑話休題
私も直に川に触れてみる。ひんやりとして心地良い
水も澄んでいる。山とこの川の間に人は誰も住んでいない
そういえば過去に一度、この川にビールを浸して冷やした事もあった
良い場所だな、と思う。私の家の近くにもこんな場所があれば良いのに、と
そうしていると、日がやにわに沈み始めた。気付けば時刻は18時程
夏真っ盛りの今。日が完全に沈むのはまだまだ先の事
『帰って飯でも食いに行かんけや』
祖母からの魅力的な提案に心を踊らせつつ、ここから離れたくない気持ちもあった
ここは私にとっての原風景。実際に住む事は無いが、生涯忘れない景色になるだろう
アスファルトと洋風建築の喧騒から離れ、こんな場所で郷愁感に浸れる
その幸運と祖母に感謝しつつ、私は車のエンジンをかけた
目指すは回る寿司屋。今日はサーモンとディープキスをするのだ

唐突にポエム書いてみました。文才ねーな!
実に充実した休みでしたとさ
富来町西海風無の祭は各自調べて下さい。意外と人来るんだよねこの祭
後一週間、仕事頑張ろう・・・
Comment:11
コメント
久石譲のSummerが流れてきそうな風景
やつぎり
2015.08.07 11:12 | 編集

すてきですなぁ*^ω^*
読んでて、小さい時夏休みに
祖母とか叔母さんの家に行ったことを思い出しました。
田舎で自然があっていいとこだったなぁ…!!って!!
あとさーもんたべたい!!!
読んでて、小さい時夏休みに
祖母とか叔母さんの家に行ったことを思い出しました。
田舎で自然があっていいとこだったなぁ…!!って!!
あとさーもんたべたい!!!
mido
2015.08.07 12:12 | 編集

めちゃ誇りまみれ
お慎々
2015.08.07 12:33 | 編集

取り敢えずソフトバンクのくだりがクスリと笑ってしまいました
桜井マチコ教授
2015.08.07 13:27 | 編集

さては田舎が舞台のエロゲに影響されたな!?
銀ゴキ
2015.08.07 16:47 | 編集

>やつぎりさん
Summer、夏影どちらでも。というか実際流してた!
Summer、夏影どちらでも。というか実際流してた!
ぐなこ
2015.08.07 21:32 | 編集

>midoさん
ノスタルジックでしたね・・・
田舎で自然、素晴らしい事です
私も今回のこれは祖母の家ですからね
さーもん最高や!バジル乗せ最高や!
ノスタルジックでしたね・・・
田舎で自然、素晴らしい事です
私も今回のこれは祖母の家ですからね
さーもん最高や!バジル乗せ最高や!
ぐなこ
2015.08.07 21:33 | 編集

>しんちゃん
一応1年に1回は掃除してるからそこまで・・・でもないんだけど
去年は凄かった。侵入してきたコウモリの糞で床見えなかった
あぁ^~はよう糞まみれになろうや
一応1年に1回は掃除してるからそこまで・・・でもないんだけど
去年は凄かった。侵入してきたコウモリの糞で床見えなかった
あぁ^~はよう糞まみれになろうや
ぐなこ
2015.08.07 21:34 | 編集

>マチコさん
ソフトバンク最低や・・・主に電波が・・・
なお祖母のauは問題なかった模様
ソフトバンク最低や・・・主に電波が・・・
なお祖母のauは問題なかった模様
ぐなこ
2015.08.07 21:35 | 編集

>銀ゴキさん
されてないとは言えない!されますよそりゃ!
でも『AIR』や『この青空に約束を』の世界観がそのまま三次元に投射されたようで
毎年行く度に浸っています
されてないとは言えない!されますよそりゃ!
でも『AIR』や『この青空に約束を』の世界観がそのまま三次元に投射されたようで
毎年行く度に浸っています
ぐなこ
2015.08.07 21:36 | 編集

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